組織に属さないフリーランスの請求業務は、最も重要な業務となります。
大まかな流れを言いますと、仕事を受ける前にこちらが作成するのが「見積書」であり、取引先からいただくのが「注文書」です。これで仕事を受注したということになります。
仕事が仕上がって、納品する際にこちらが発行するのが「納品書」です。そして代金を取引先に請求するため「請求書」を出します。もしも、期日までに入金がない場合には「督促状」を出して、入金があると「領収書」を発行します。
組織に属さないフリーランスは、ビジネスの基本中の基本である請求書の書き方をマスターするようにしましょう。正しい請求書を発行しなければ、代金をもらうことができません。
請求書は、取引先の指定がなければ、自社のフォーマットで作成したものや、市販の請求書を利用してもかまいません。文房具店に行けば150円程度で購入することができます。
請求書で注意しなければならないことは、「相手の締日と支払日」です。これは、例えば「20日締めの翌月払い」といったように、それぞれの会社で決めている支払いの決まりのことです。この場合には、前の月の21日から当月の20日までにやった仕事が、翌月末に支払われるということになります。
締日と支払日の確認だけではなく、請求書の発行も、相手の締日に合わせておくように気をつけてください。もしそれを過ぎてしまうと、支払いは1カ月遅れることになりますので、前もって先方の締日と支払日は必ず確認しておくようにしましょう。